辰巳大明神 祇園のシンボルとして親しまれる神社
京都・祇園の白川沿いに佇む「辰巳大明神(たつみだいみょうじん)」は、祇園のシンボルとして親しまれる小さな神社です。映画やドラマのロケ地としても有名なこの場所です。祇園という場所柄、舞妓さんや芸妓さんが芸の上達を願って参拝することで非常に有名です。
京都・祇園 辰巳大明神

目次
玉造稲荷神社の由来
京都・祇園のシンボルとして親しまれている辰巳大明神(たつみだいみょうじん)には、いくつかの興味深い由来と伝説があります。
方角の守護神としての由来
「辰巳(巽)」とは南東の方角を指します。 もともとは、京都御所から見て辰巳(南東)の方向を守護するために祀られたのが始まりとされています。このことから、正式名称は「辰巳神社」ですが、親しみを込めて「辰巳大明神」と呼ばれています。
「狸(たぬき)」の伝説
辰巳大明神は「祇園のお稲荷さん」と呼ばれながらも、実は狸を祀っているという珍しい伝承があります。
-
いたずら狸の話: かつて近くの巽橋(たつみばし)にいたずら好きな狸が住んでおり、橋を渡る人を化かしては白川の中に落として楽しんでいました。
-
神様として祀る: 困り果てた近隣の人々が、この狸を神様として祠(ほかり)に祀ったところ、いたずらがピタリと止まったと言い伝えられています。
「白蛇」と芸事の神様
別の説では、かつてこの場所にあった旧家に屋敷神として白蛇が祀られていたことが由来とも言われています。
-
弁財天の使い: 白蛇は「芸能の神様」である弁財天の使いとされるため、祇園の芸妓さんや舞妓さんが芸の上達を願って熱心に参拝するようになりました。
-
現在の信仰: 今日でも、技芸上達や商売繁盛の神として、祇園で働く人々や観光客から厚い信仰を集めています。
ご利益
主なご利益は以下の通りです。
技芸上達(芸事の上達)
祇園という場所柄、舞妓さんや芸妓さんが芸の上達を願って参拝することで非常に有名です。
-
理由: もともとこの地にあった旧家で祀られていた「白蛇」が、芸能の神様である弁財天の使いとされることから、芸事のご利益があると信じられるようになりました。
-
特徴: 周囲の赤い柵(玉垣)には、有名な芸舞妓さんや芸能人の名前が並んでおり、その信仰の厚さが伺えます。
商売繁盛
「辰巳稲荷」とも呼ばれ、お稲荷さんとして商売繁盛のご利益も広く知られています。
-
近隣の飲食店や茶屋の経営者、料理人などが商売の成功を祈願するために訪れます。
無病息災・風邪除け
毎年11月下旬に行われる「お火焚祭(おひたきさい)」では、**「焼きみかん」**が振る舞われることがあります。このみかんを食べると「冬の間、風邪をひかない」という言い伝えがあり、無病息災を願う人々で賑わいます。
-
狸の伝説: 近くの「巽橋(たつみばし)」に住んでいた狸が、人を化かして川に落とすいたずらを繰り返したため、困った人々がその狸を祀ったところ、いたずらが収まったというユニークな伝承も残っています。
見どころ
祇園情緒あふれる「巽橋(たつみばし)」との景観
神社のすぐ目の前には、白川に架かる小さな石橋「巽橋」があります。
-
伝統的建造物群保存地区: 周囲には格子戸の茶屋が並び、京都らしい風情が凝縮されています。
-
フォトスポット: 春には周囲の桜、夏には柳が美しく、着物姿の観光客や結婚式の前撮りスポットとして非常に人気です。


白川沿いの石畳と柳
辰巳大明神から川沿いに続く遊歩道です。

辰巳大明神(社殿)
-
玉垣には祇園の有名店や芸舞妓さんの名前が並んでおり、京都の華やかな文化を感じさせます。
-
おすすめ: 夜は提灯に明かりが灯り、より幻想的な雰囲気になります。



京都の祇園新橋
伝統的な京町家が軒を連ね、白川のせせらぎとともに「これぞ京都」という情景が広がるエリアです。国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されており、映画やドラマのロケ地としても非常に有名です。


巽橋(たつみばし)
祇園新橋を象徴する、白川に架かる小さな木造の橋です。
-
見どころ: ドラマや映画のロケ地として非常に有名で、橋のたもとにある柳の木や、白川のせせらぎが京情趣をかき立てます。
-
撮影のコツ: 早朝は人が少なく、水面に映る町家の影まで美しく撮影できます。
白川筋の町並み(白川南通)
川沿いに続く石畳の道で、最も京都らしい散歩道の一つです。
-
見どころ: 江戸末期から明治初期にかけて建てられた、質の高い「茶屋様式」の町家が並びます。2階の窓に掛かる「すだれ」や、1階の「紅殻格子(べんがらごうし)」が非常に美しいです。
-
季節の美: 春はソメイヨシノや枝垂れ桜が咲き誇り、夜にはライトアップも行われます。
新橋通の洗練された佇まい
白川の一本北側を通る「新橋通」は、より静かで落ち着いた雰囲気です。
見どころ: こちらは観光地化されすぎず、整然と並ぶ町家が往時の茶屋町の姿を今に伝えています。道幅や建物の高さが揃っており、建築美をじっくり堪能したい方におすすめです。
辰巳大明神(たつみだいみょうじん)
巽橋のすぐそばにある、こぢんまりとした神社です。
-
見どころ: もともとは京都御所の辰巳(南東)の方角を守るために建てられましたが、現在は芸事上達の神様として知られています。
-
注目ポイント: 舞妓さんや芸妓さんがお参りする姿を見かけることもあります。玉垣(赤い柵)には有名なお茶屋さんの名前が並んでおり、花街の絆を感じさせます。
場所情報
〒605-0087 京都府京都市東山区新橋通大和大路東入元吉町元吉町59−59
アクセス方法
電車・バスでのアクセス
最寄り駅から徒歩圏内で、情緒ある祇園の街並みを楽しみながら向かうことができます。
-
京阪電車をご利用の場合
-
「祇園四条駅」から徒歩約5分
-
-
阪急電車をご利用の場合
-
「京都河原町駅」から徒歩約10分
-
-
バスをご利用の場合
-
京都市営バス「祇園」バス停から徒歩約5分
-



