【清水寺】京都を代表するお寺 清水の舞台はまさに絶景

世界遺産にも登録されている清水寺は、京都を代表する観光スポットです。清水の舞台から眺める景色は圧巻で、四季折々の美しい自然と歴史的な建造物が調和する風景は、訪れる人を魅了します。
目次
- 清水寺の魅力
- 清水寺の歴史
- 清水寺構内図
- 見どころ:本堂本殿
- 見どころ;清水の舞台
- 見どころ:音羽の滝
- 見どころ:地主神社
- 見どころ:千体石仏群
- 見どころ:西門
- 見どころ:仁王門
- 仁王門
- 拝観時間・料金
- 場所情報
- アクセス方法
- お問合せ
- まとめ
清水寺の魅力
清水の舞台: 木造建築の舞台が張り出す様は、まさに絶景。眼下には京都の街並みが広がり、特に紅葉シーズンは格別です。
音羽の滝: 恋愛成就のパワースポットとして知られ、三つの滝のうち一つを選んで飲むと願いが叶うと言われています。
本堂: 国宝に指定されている本堂は、荘厳な雰囲気で、多くの参拝者が訪れます。
三重塔: 天台宗の宗祖、最澄が大衆の平和を願い建立したと言われています。
仁王門: 朱色の鮮やかな門が印象的で、清水寺への入り口です。
地主神社: 恋愛の神様として有名で、縁結びの象徴である「恋占いの石」があります。
随求堂: 胎内巡りができるお堂で、暗闇の中を進む体験は神秘的です。
清水寺の歴史
清水寺は、平安時代初期の778年に創建されたと伝えられる古いお寺です。古都京都の象徴的な存在であり、その歴史は深く、人々に愛され続けています。
創建と伝説
清水寺の創建には、いくつかの伝説が残されています。
- 賢心の霊夢: 奈良で修行していた僧・賢心(けんしん)が、夢の中で「南の地を去れ」との神託を受け、北の地で清らかな水を発見し、観音像を祀ったことが始まりとされています。
- 坂上田村麻呂の寄進: 平安時代初期の武将・坂上田村麻呂が、この地を訪れ、観音の霊験を信じ、寺を再建し、大きく発展させたと言われています。
幾多の変遷
清水寺は、その長い歴史の中で、幾度となく火災や自然災害に見舞われ、現在の建物は、江戸時代初期の1633年に徳川家光によって再建されたものです。
- 江戸時代の再建: 徳川家光は、清水寺を復興させ、現在の懸崖造りの本堂を建立しました。この本堂は、断崖絶壁の上に張り出したような造りで、清水寺を代表する景観となっています。
世界遺産への登録
清水寺は、その歴史的・文化的価値から、1994年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。
その他
清水寺は、1200年以上の歴史を持つ古刹であり、その美しい姿は、多くの人々を魅了してきました。自然と調和した建築様式や、人々の信仰の対象となってきた歴史は、日本の文化を象徴する貴重な遺産です。
本堂

- 本堂は、外陣、内陣、内々陣の3つの部分に分かれています。
- 外陣から順番に進み、内々陣に祀られている本尊の十一面千手観世音菩薩にご挨拶します。
- お賽銭を投げ入れ、合掌して静かに願いを込めましょう


清水の舞台



舞台の魅力
- 圧倒的なスケール: 高さ約13メートルの舞台からは、京都市内を一望できる絶景が広がります。特に、春は桜、秋は紅葉と、四季折々の美しい自然と調和した風景が楽しめます。
- 伝統建築の粋: 舞台は、釘を一切使わずに組まれた木造建築の傑作です。何百年もの時を経てもなお、その美しさを保ち続けている姿は、日本の伝統技術の高さを物語っています。
- 歴史と文化の香り: 舞台は、古くから芸能が奉納される場所として利用されてきました。歴史を感じながら、荘厳な雰囲気の中で静かに時を過ごすことができます。
舞台の由来と特徴
- 懸造り: 舞台は、崖の上に張り出した独特の構造を持つ「懸造り」という建築様式で建てられています。この構造は、地震にも強く、日本の伝統的な木造建築の技術の高さを示しています。
- 音羽の滝: 舞台の下には、音羽の滝が流れ落ちています。この滝の水は、学業成就、恋愛成就、長寿など、飲む場所によってご利益があるとされています。
- 「清水の舞台から飛び降りる」: この言葉は、清水寺の舞台から飛び降りる決死の覚悟を表す慣用句として広く知られています。
舞台の見どころ
- 四季折々の風景: 春の桜、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪景色など、一年を通して様々な表情を見せてくれます。
- 日の出と夕焼け: 朝の日の出や夕焼けは、特に美しい光景です。
- 夜景: 夜には、京都の街並みが煌煌と輝き、昼とはまた違った魅力を見せてくれます。
音羽の滝


音羽の滝の由来と歴史
音羽の滝は、古くから「金色水」「延命水」とも呼ばれ、清らかな水として人々に崇められてきました。清水寺の開祖である行叡居士は、この滝で水垢離の行を行ったと伝えられています。
音羽の滝の魅力
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三つの水流とご利益: 音羽の滝は三つの水流に分かれており、それぞれが異なるご利益をもたらすとされています。
- 学業成就: 左側の水は学業成就のご利益があるとされ、受験生や学生に人気です。
- 恋愛成就: 中央の水は恋愛成就のご利益があるとされ、良縁を求める人々が訪れます。
- 長寿: 右側の水は長寿のご利益があるとされ、健康を祈願する人々が訪れます。
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神秘的な雰囲気: 苔むした岩肌を流れ落ちる水の音は、訪れる人の心を静けさで満たします。
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パワースポット: 音羽の滝は、古くから人々の信仰を集めてきたパワースポットとして知られています。


地主神社

地主神社は社殿修復⼯事のため、
閉⾨しています。
清水寺境内にある神社で、縁結びの神様として広く知られています。古くから人々の信仰を集め、特に恋愛成就を願う人々から絶大な人気を誇っています。
歴史と由来
地主神社の創建は古く、神代まで遡るとの説もあります。神名の「地主」は、土地の主という意味で、この地を守護する神様として崇められてきました。
縁結びの神様として
地主神社が恋愛成就のご利益があるとされるのは、境内に「恋占いの石」と呼ばれる2つの石があることが大きな理由です。この石の間を目を閉じて通り抜けられれば、願いが叶うと言われています。
地主神社の魅力
- ロマンチックな雰囲気: 古木が生い茂る静かな境内は、恋愛成就を願う人々の心を惹きつけます。
- 歴史ある建物: 古くからの歴史を感じさせる建物は、訪れる人々に神秘的な雰囲気を与えます。
- 縁結びのパワー: 多くの人々が願いを叶えたという口コミが広まり、パワースポットとして人気を集めています。
千体石仏群


歴史と背景
清水寺成就院参道の右手にある千体石仏群は、明治時代の廃仏毀釈によって各地の寺から集められた石仏が安置されています。かつて京都の各町内で祀られていた地蔵菩薩、観音菩薩、阿弥陀如来、大日如来、釈迦如来など、多種多様な仏像が立ち並び、その数は千体にも及ぶことからこの名がつけられました。
これらの石仏は、明治政府による仏教弾圧の嵐の中で、信仰心の深い人々によって守られ、清水寺に運び込まれたものです。石仏の表情や造形は様々で、当時の信仰の深さや人々の想いを今に伝えています。
見どころ
- 多種多様な石仏: 地蔵菩薩をはじめ、様々な仏像がひしめき合う姿は圧巻です。それぞれの石仏の表情や姿態を観察することで、仏教の奥深さを感じることができます。
- 歴史の証人: 明治時代の激動期を生き抜いた石仏は、その時代の歴史を物語る貴重な存在です。石仏を眺めながら、当時の社会情勢や人々の暮らしに思いを馳せることができます。
- 静寂な空間: 観光客の賑わう清水寺の本堂とは対照的に、千体石仏群は静寂な空間が広がっています。喧騒を離れて、ゆっくりと石仏と向き合うことができます。
三重塔


歴史と特徴
清水寺の三重塔は、平安時代初期の847年(承和14年)に建立されたと伝えられていますが、その後幾度か焼失し、現在の建物は1632年(寛永9年)に再建されたものです。高さ約31メートルと、日本でも最大級の三重塔として知られ、鮮やかな朱色の外観が特徴です。
見どころ
- 荘厳な外観: 朱塗りの塔身が青空に映え、清水寺の境内を彩る象徴的な存在です。
- 内部の装飾: 内部には大日如来像が祀られ、四方の壁には真言八祖像、天井や柱などには密教仏画や飛天・龍などが極彩色で描かれており、見応えがあります。
- 桃山様式の美: 解体修理の際に、再建当初の桃山様式を示す極彩色文様が復元され、鮮やかな姿がよみがえりました。その緻密さや配色の妙は必見です。
- 四季折々の風景: 春には桜、秋には紅葉など、四季折々の美しい風景の中で三重塔を眺めることができます。
西門


清水寺西門は、現在の建物が1631年(寛永8年)に徳川家光によって再建された、重要文化財に指定されている美しい門です。創建の確かな記録はありませんが、江戸初期の大火で消失したものを再建したとされています。
西門は、他の寺院の門とは異なり、神社の拝殿のような構造をしています。正面には向拝があり、背面には唐破風を付けるという珍しい造り。正面から見ると、向拝に飾られた彫刻や鮮やかな色彩が目に飛び込んできます。また、背面には持国天と増長天が安置されており、その荘厳な姿も見どころの一つです。
仁王門


清水寺の仁王門は、清水寺におけるメインの入り口であり、その荘厳な姿は多くの参拝者を魅了します。応仁の乱後の15世紀末に再建されたとされ、室町時代後期の建築様式を伝える貴重な建物です。
- 威風堂々とした姿: 三間一戸、入母屋造りの檜皮葺きで、左右10m、高さ約14m、奥行8.4mの大きさを持つ堂々とした門です。
- 鮮やかな朱色: 美しい丹塗りの門であることから、「赤門」とも呼ばれています。
- 仁王像の迫力: 門の両脇には、金剛力士像(仁王像)が安置されており、その迫力ある姿は来訪者を圧倒します。
- 平成の修復: 平成15年(2003年)に本格的な解体修理が行われ、室町時代後期の再建当時の美しい赤い色が再現されました。
構内図

拝観時間・料金
6:00開門~18:00閉門(7.8月は18:30閉門)
*春、夏、秋の夜間特別拝観期間中は21:00受付終了
お守り授与所、納経所(ご朱印)での授与は8:00頃からとなります。
清水寺の拝観料金
- 大人: 400円
- 小・中学生: 200円
場所情報
住所:〒605-0862 京都市東山区清水1丁目294

アクセス方法
- JR京都駅から
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京都市交通局(市バス)206系統・東山通北大路バスターミナルゆき、100系統清水寺祇園 銀閣寺ゆきで五条坂下車、徒歩10分
京都バス(土・休日のみ運行)18系統・大原ゆきで五条坂下車、徒歩10分
- 阪急電鉄 京都河原町駅(四条河原町)
京阪電鉄 祇園四条駅から -
京都市交通局(市バス)207系統・東福寺・九条車庫ゆきで清水道下車、徒歩10分
京阪バス83・85・87・88系統などで、清水道または五条坂下車、徒歩10分
- 京阪電鉄 清水五条駅から
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約徒歩25分
- 京阪電鉄 七条駅から
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京都市交通局(市バス)206系統・東山通北大路バスターミナルゆき、100系統清水寺祇園 銀閣寺ゆきで五条坂下車、徒歩10分
お問合せ
- TEL: 075-551-1234
まとめ
清水寺は、春・夏・秋・冬いつ行っても楽しめます。
清水寺に行かれる場合は、二年坂・三年坂と祇園・八坂方面から行かれる事をお勧めします。
※車で行かれる場合も清水寺近くの駐車場は駐車料金が高く・混みますので八坂神社周辺にとまて、二年坂・三年坂を歩いて行かれることをお勧めです。






