豊国神社(京都)豊臣秀吉祀る!出世開運 良縁成就にご利益

京都の東山エリアに位置する豊国神社は、戦国時代を天下統一へと導いた豊臣秀吉を祀る神社です。出世開運・良縁成就のご利益で知られています。

豊国神社総本社

目次

豊国神社歴史

栄華と没落、そして復興

この神社は、秀吉の没後(1598年)に後陽成天皇から「豊国大明神」の神号を賜り、広大な社殿が築かれたのが始まりです。

  • 徳川家による廃祀: 豊臣家が滅亡した後、徳川家康によって社領は没収され、社殿も取り壊されました。長らく放置されていましたが、明治天皇の命により、1880年(明治13年)に現在の地に再建されました。

  • 出世・勝負の神様: 農民から天下人まで登り詰めた秀吉の生涯にあやかり、立身出世、開運、良縁、勝負運のご利益があるとされています。

廃絶(1615年):徳川家による徹底した破壊

1615年の「大坂夏の陣」で豊臣家が滅亡すると、徳川家康は秀吉の神格化を恐れ、神社の廃絶を命じました。

  • 神号剥奪: 秀吉の神号は剥奪され、社殿は取り壊されるか放置され、参道も塞がれました。

  • 方広寺の隣: 秀吉の象徴であった大仏殿(方広寺)のすぐ隣という立地も、徳川幕府にとっては忌むべき場所として徹底的に冷遇されました。

再興(1880年):明治天皇による復活

幕末から明治にかけて、徳川幕府が倒れると状況は一変します。

  • 明治天皇の命: 1868年、明治天皇が大阪へ行幸した際、「国家のために功労のあった秀吉を祀る神社が廃れているのは惜しい」として再興を命じました。

  • 現在地への移転: 1880年(明治13年)、旧方広寺大仏殿の跡地である現在地に社殿が再建されました。

豊国神社のみどころ

国宝:唐門(からもん)

神社正面にそびえる巨大な門は、伏見城の遺構と伝えられる豪華絢爛な「唐門」です。

  • 京の三唐門: 西本願寺、大徳寺と並び、京都の三つの優れた唐門の一つとして国宝に指定されています。

  • 見どころ: 桃山時代らしいダイナミックな彫刻や装飾が見事です。以前は南禅寺や二条城にあったものが移設されてきたという歴史もあります。

宝物館:秀吉ゆかりの至宝

歴史ファンなら外せないのが併設の宝物館(有料:大人500円)です。

  • 豊国祭礼図屏風(重文): 秀吉の七回忌の様子を描いた大作で、当時の熱狂が伝わってきます。

  • 骨喰藤四郎(ほねばみとうしろう): 人気ゲーム『刀剣乱舞』でも知られる名刀(脇差)。鋭い切れ味からその名がついたと言われています。

  • 秀吉の遺品: 秀吉が愛用した「獏(ばく)の枕」や、秀吉本人の歯(!)といった珍しい品も展示されています。

豊臣秀吉公の銅像

御祭神である豊臣秀吉公の銅像が立てられています。この像は、晩年の秀吉公の姿を写したものと言われています。

ユニークな授与品と御朱印

秀吉のシンボルである「ひょうたん」にちなんだものがたくさんあります。

  • 千成ひょうたん絵馬: 秀吉の馬印をモチーフにしたひょうたん型の絵馬が、境内に鈴なりに奉納されています。

  • 限定御朱印: 通常の御朱印のほか、毎月18日(秀吉の命日)や正月には金色の桐紋が入った限定御朱印が授与されることがあります。

貞照神社(さだてるじんじゃ)

境内にひっそりと佇む摂社で、秀吉の正室・北政所(おね)を祀っています。

  • 秀吉とおねの夫婦仲が非常に良かったことから、良縁成就や夫婦円満を願って参拝する方が多いスポットです。

方広寺(豊臣家滅亡の引き金「国家安康の鐘」)

神社のすぐ隣(北側)にある方広寺には、豊臣家滅亡のきっかけとなった有名な大鐘があります。

梵鐘(ぼんしょう)です。重要文化財に指定されているこの巨大な鐘には、歴史の教科書でも有名な銘文が刻まれています。

  • 「国家安康(こっかあんこう)」:家康(家と康)の名を分断して呪っている。

  • 「君臣豊楽(くんしんほうらく)」:豊臣を君主として楽しむという意味だ。

徳川家康がこの銘文に難癖をつけたことが、豊臣家を滅ぼした「大坂の陣」の直接的なきっかけとなりました。

 鐘をよく見ると、問題の「国家安康」「君臣豊楽」の部分が白く囲われていて、今でもはっきりと確認できます。

 

かつて存在した「日本最大の大仏」

豊臣秀吉が「奈良の大仏を超えるものを!」と情熱を注いで作ったのが、初代の京の大仏です。

  • 規模: 高さ約19m(奈良の大仏は約15m)という、日本最大の仏像でした。

  • 悲運の歴史: 完成直後に地震で大破したり、火災や落雷で焼失したりと、何度も失われては再建される波乱万丈な歴史を歩みました。

  • 現在: 1973年の火災を最後に大仏は失われましたが、本堂にはかつての大仏の10分の1サイズの御本尊が安置されています。

阿弥陀ヶ峰・豊国廟

神社の東側(山側に2kmほど離れた場所)、長い石段の先にある秀吉公のお墓(廟所)です。

豊臣秀吉が眠る墓所です

  • 山頂へと続く約500段の直線的な石段は圧巻で、時代劇のロケ地としてもよく使われます。下から見上げるアングルは、その高さと神聖さが際立ちます。
  • 参拝者の間では「天国への階段」と呼ばれています。

豊国神社の主なご利益

  • 立身出世・仕事運向上 「戦国一の出世頭」である秀吉公にあやかり、昇進やキャリアアップ、事業の成功を願う参拝者が絶えません。

  • 勝負運 数々の困難な戦を勝ち抜いたことから、ここぞという時の勝負強さを授かるとされています。

  • 良縁・厄除け 秀吉と正室・ねね(北政所)が大変仲睦まじかったことから、夫婦円満や良縁成就のご利益もあると言われています。

境内案内

参拝時間

  • 境内参拝:自由(24時間可能ですが、夜間は暗いため日中の参拝をおすすめします)

  • 宝物館:9:00 〜 17:00(最終受付 16:30)

定休日

年中無休

拝観料

境内:無料 / 宝物館:大人 500円

駐車場

あり(普通車15台、無料)

※ただし、豊国神社以外の場所に行く場合は有料となります。

※停車後、社務所に伝えて下さい。

場所情報

〒605-0931 京都府京都市東山区茶屋町530

公共機関を使ったアクセス方法

  • 電車を利用する場合

    • 京阪本線「七条駅」から徒歩約10分

  • バスを利用する場合

    • 京都市バス「博物館三十三間堂前」バス停から徒歩約5分

      • 京都駅前(烏丸口)のバスターミナルから、100号、206号、208号系統などのバスが利用可能です。

お問合せ先

  • 住所: 〒605-0931 京都府京都市東山区茶屋町530

  • 電話番号: 075-561-3802

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