家庭でも簡単に出来る堆肥の作り方 土づくりが出来れば野菜がおいしく育ちます。
土づくりさえうまく作れれば、野菜つくりは半分以上成功といわれます。堆肥は重要になります。 その堆肥をお家で簡単に作る方法をご紹介します。
野菜が美味しくよく育つ堆肥の作り方
(家庭でも簡単につくれます!)
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はじめに
家庭菜園を楽しまれている方は、農薬や化学肥料を使わない有機栽培をされている方がほとんどだと おもわれます。農薬・化学肥料を使わず、野菜が育つ土づくり堆肥のつくり方をご紹介させていただきます。
土の三養素 窒素(N)・リン酸(P)・カリウム(K)は大事です。
窒素(N)
「葉肥」ともいわれ、植物の生長を促進し、葉を茂らせて茎を太く丈夫にしてくれます。 不足すると葉が黄色くなり、ヒョロヒョロに育ち、花や果実のつきが悪くなります。葉の生長は 花・果実の生長に非常に大切です。
リン酸(P)
「花肥」「実肥」ともいわれ、開花や結実を促進し、暑さ・寒さに対する抵抗力が増します。不足すると発育が悪くなり開花生長に影響が、結実数も少なくなり、抵抗力も弱くなります。
カリウム(K)
「根肥」ともいわれ、植物を丈夫にする。不足すると根の生長が悪くなり、病気、害虫に対する 抵抗力が弱まります。
三養素 窒素(N)・リン酸(P)・カリウム(K)を豊富に含んだ堆肥(土)準備することが大切です。
堆肥をつくる。(お家で簡単につくれます。)
これからご紹介する堆肥のつくり方でつくると発酵熱が50℃以上になり、微生物が活発に活動しているが 体感できとてもわくわくします。期間は2週~3週間で畑に投入できるので比較的短時間でつくれ家庭でも簡単に実践できますのでお勧めです。
白いカビの様なものが発生しますが、微生物が活発に活動している証拠ですので白いカビ状の物を砕いて 混ぜましょう微生物の活動範囲が広がり発酵がさらにすすみます。
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材料
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米ぬか・腐葉土・油粕・草木灰を準備
※米ぬかはお米屋さんに行けば安く購入できます。店によっては無料に配っている店・お米を買ったら無料でくれる店などがあります。私は1Kg50円で購入しました。
材料の成分
米ぬか
元肥向き。リン酸(P)肥料です。微生物を一気にふやすことができ、発酵にかかせない材料になります。
腐葉土
育苗用や鉢物栽培用の土、土の通気性、排水性、保水性を改善、土をふかふかでやわらかい状態にするために欠かせないものです。ただし、肥料としての効果は少ないといえます。
油かす
窒素(N)が豊富で、分解の早い有機質肥料。油かすを加えることで、腐葉土の発酵がスムーズに進みます。
草木灰
主成分はカリウム(K)になります。
道具
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大きめの桶・発泡スチロールの箱もしくはダンボール箱と大きめのビニール袋
手順
1.材料を混ぜる
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材料比 腐葉土:7 米ぬか:2 油かす:1 草木灰:少量(ほんの少しの量あれば十分)
すべての材料をよく混ぜる。市販の腐葉土でも十分湿っているので、水分調整は不要、握って固まる程度で問題なし
2.ビニール袋に入れる
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袋の口は折り返えし空気は入るようにする。
3.日中は、出来る限り日の当たる場所に置く。(微生物の活動を活発にさせる。
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石など重りを置いて口が開かない様にする。
4.夜・雨の日は箱・ダンボールに入れる。
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土温度が下がると微生物の活動が低下するので出来る限り保温性を高めるため、ダンボールを使用する場合は、二重底・二重壁・二重箱にして保温効果を高める
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5.シロイカビ状の物が発生します。
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発酵が進んでいるサインです。シロイカビ状の物を砕いてよくかき混ぜて全体が発酵するようにする。 (かき混ぜた後、数時間後に土温度を測ると温度上昇していることがあるので発酵を実感できます。50℃以上になる場合があります。)
6.2~3週間で堆肥として畑にまくことができます。(種植えも可能です。)
7.1ヵ月ほど経過してから1~2日天日干しを行い、乾いた状態にすれば追肥・ぼかしとして利用することもできます。
注意
- 水の与えすぎを注意しましょう。(発酵ではなく腐敗する場合があるので悪臭が発生する場合があります。)
- 米ぬかの量を多くする。(悪臭が発生します。)
- 微生物の活動を高めるため、出来る限り保温できる環境下におきましょう。
畑にまく
畑にまく場合、畝を作ってからその上に堆肥を撒く方法が少量で行えますのでお勧めします。雨がふれば地中に栄養分が染み込みますので全体栄養分が届くと思いますので土地の表面に被せるのが私は一番いい方法だと思います。
その他に畝に溝をほり、堆肥をすき込む方法、苗の植える穴の底に入れる方法などいろいろあります。