六道珍皇寺あの世への入口があるお寺

京都で最も古いお寺の一つで、空海の師、慶俊僧都の開基とも小野篁の建立ともいわれる。また、こちらのお寺には、現世と冥界を結ぶ「冥土通いの井戸が本堂裏の庭内にあり、冥土まで響く鐘があります。

目次

平安初期の官人・小野篁 冥界に通った井戸

小野篁は平安初期の官人にして歌人。文武両道で従三位・参議まで出世した一方、その自由奔放な性格や数々の奇行から「野狂」とも称された。
伝承によると篁は昼間に朝廷で参議を務める傍ら、夜には地獄で閻魔法王を補佐していたという。当時の右大臣・藤原良相が病で没して冥界へ赴いたところ、閻魔庁で生前の行いを調べる冥官のなかに篁の姿を見つけたとの逸話もある。
篁はかつて現世で自分の罪を良相が弁解してくれた恩があり、それを閻魔大王に伝えてうまくお願いをして、一度は病死したはずの良相だったが、再び現世に蘇生することができた。蘇った良相が朝廷で篁に出会って礼を言うと、篁は「いつぞやのお礼をしたまで。私のことは秘密にしてほしい」と告げたそうだ。
篁は「冥土通いの井戸」を通じて冥界に赴いたが、現世に戻る時は化野の福生寺の井戸を用いたともいう。これは現在の右京区上嵯峨の六道町あたりにあったと伝えられている。
しかし、六道珍皇寺でも近年になって、「黄泉帰りの井戸」が寺の伝承通りに発見された。
篁の念持仏を祀る竹林大明神の小祠の傍らで見つかり、満々と水を湛えているという。

迎い鐘

この鐘は、冥界まで響くといわれており、京都ではお盆の時期に鐘を鳴らしてご先祖様が鐘の音を聞き、迷わずに現世までたどり着くことが出来ると言われている

六道まいり

8月7日から10日にかけてとりおこなわれる「六道まいり」
京都では、お盆の前にご先祖の精霊をお迎えするという風習が残されています。
「六道まいり」です。その時はお迎えの鐘が鳴り続きます

場所・アクセス方法

https://maps.app.goo.gl/8MpJkW9YLKGHPe2Q6

〒605 – 0811 京都府京都市東山区松原通東大路西入ル小松町595

六道珍皇寺 ℡075-561-4129

アクセス方法

JR京都駅より
市バス206番 東山通 北大路バスターミナル行
清水道下車 徒歩5分

京阪電車清水五条駅より(徒歩 約15分)

京阪電車祇園四条駅
市バス207番 東福寺九条車庫行
→ 清水道下車 徒歩5分

阪急電車河原町駅より
市バス207番 東福寺九条車庫行
清水道下車 徒歩5分

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です