夏の野菜栽培には木酢液が最適!
暑い夏は、野菜栽培も春の同様の栽培をしていると、簡単に枯れてしまいます。そこで、木酢液があれば、暑い夏を乗り越えて収穫の秋にたくさんの野菜が収穫できます。
夏を乗り越えた野菜は実が熟して美味しく食べれます。
目次
1.木酢液
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木酢液は、木炭をつくる際に出る煙を冷やして液体にしたものです。見た目は赤褐から暗褐色の液体です。ほとんどが水分であるが、有機酸(酢酸など)が含まれ弱酸性を示す。それ以外の成分として、アルコール類、カルボニル化合物、フェノール類、フラン類といった芳香族化合物などが含まれる。
また、注意しないといけない点としては、原材料や乾留の条件・製法によってはホルムアルデヒドやベンゾピレンなどの毒性の高い物質も含まれますので目的に合った木酢を使用してください。
2.木酢液の用途(原材料や乾留の条件・製法によって異なる)
- 農業用:除草剤、強殺菌作用、殺菌作用、虫よけ、作物の生長促進など希釈量によってあらゆる使い方が出来るので希釈量を間違えずに使ってください。(濃度を濃くすると作物を枯らす場合があります。
- 医薬用:木酢液の主成分である酢酸には、除菌、炎症を抑える、かゆみを止めるなどの働きがあるとされ、アトピー性皮膚炎や乾燥肌、あせも、水虫、イボなどの肌トラブルに使われています。※お風呂に入れることで水のクラスター(分子集団)を小さくし、塩素も消してくれるので刺激のない、お肌に優しいお湯を作ります。(体臭除去)
- キッチン・食品家電の殺菌
- 工業用としては、防腐剤に使用されています。
※用途にあった木酢液をご利用ください。
3.野菜の生長促進(500~1000倍希釈)
木酢液を500~1000倍に薄めることにより、作物(野菜)の水分吸収が良くなり、夏場の夕方に与えると、夜には作物が元気になります。散布は10~15日おきに散布するのがおすすめです。
4.害中虫よけ作物(200~300倍希釈)
農薬などで害虫駆除をする方法もありますが、効き目があるものは散布後の何日か収穫できないとか規制があります。(無農薬栽培では使用できません。)
作物(野菜)が頑張って葉を広げても害虫に食べられては悲しすぎます。
そこで、200~300倍希釈した木酢液を植物に散布するとセンチュウ・アブラムシなどの害虫が植物に近づかなくなります。虫以外に犬、猫も近づかなくなります。
植物に直接掛けるので、いきなり200~300倍の木酢液を散布しないようにして、はじめは薄めに散布しましょう。※葉に斑点が浮かぶなどの薬害を受ける場合がありますので、徐々に濃度を上げることをおすすめします。
また200~500倍以下稀釈した木酢液を土壌に散布すると、土壌中の微生物が増え、病原菌が減少する効果もあります
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散布するなら、100円均一で売られているスプレーが容量もわかり便利です。
5.土地改良/消臭剤に(20~100倍稀釈)
土壌改良
作物を植える14日前に20~30倍稀釈した木酢液を散布すると土壌消毒ができます。(14日後には殺菌効果もなくなり、栽培ができる様になります。
消臭剤に
土壌改良に牛糞・鳥糞などを土壌改良に使用した場合の悪臭対策に木酢液を20~100倍稀釈してショウロで散布すると消臭することが出来ます。