【エンドウマメ栽培方法】簡単に作れるので家庭菜園にお勧め

エンドウマメ、種植え・植付け時期を逃さなければ比較的簡単に栽培ができます。栄養分豊富、食物繊維も豊富に含んでおり、一般的に栄養価の高い食材です。収穫時期をずらすことで「サヤエンドウ・グリーンピース・スナックエンドウ」として食べられます。栄養効果として『疲労回復効果・美肌効果・動脈硬化を予防する効果』があるといわれる優れた食材です。

エンドウマメ 栄養いっぱい・食物繊維もいっぱい

目次

そら豆の特徴・栄養価

エンドウマメは、中央アジアから地中海沿岸が原産です。必須アミノ酸であるリジンを多く含み、ビタミン類や食物繊維を豊富に含んでおり、栄養豊富な食材としてよく知られている。食べ方として未熟な豆をそのまま食べるサヤエンドウ、豆を食べるグリーンピース、丸く育った豆とサヤを一緒に食べるスナックエンドウがある。

栄養価

エンドウマメには、必須アミノ酸であるリジンを多く含み、またビタミン類や食物繊維を豊富に含んでいます。*食物繊維を多く含むため、便秘の方にもおすすめの食材です。*食物繊維はにんじんの約3倍!

健康効果として『疲労回復効果・美肌効果・動脈硬化を予防する効果』があるといわれている。

【疲労回復効果】

エンドウマメにはビタミンB群が豊富に含まれているため、疲労回復効果が期待できます。

【美肌効果】

エンドウマメにはビタミンB群の他、ビタミンCが含まれており、ビタミンB2との相乗効果で美肌効果があります。ビタミンCは、シミ・そばかすの原因となるメラニン色素を生み出すチロシナーゼという酵素の働きを阻害し、透明感のある肌を維持する効果があり美白効果が期待できます。

ビタミンCはコラーゲンの合成を助けて肌のしわを防いだり、傷ややけどの治りを良くします。また、ビタミンC、ビタミンB群、抗酸化力の高いビタミンEが多く含まれ、美肌効果があります。

【動脈硬化を予防する効果】

エンドウマメには不飽和脂肪酸であるα-リノレン酸やオレイン酸が含まれており、コレステロールを調整し血栓を予防することで動脈硬化を予防する効果があります。また、高血圧や動脈硬化を予防する効果もあります。

栽培のポイント

  • 気温4~5℃で発芽しますが、適温は10~20℃あたりになります。生育温度は10~20℃あたりで、幼苗は4~7℃の低温に耐えるが、株が大きくなると耐寒性が失われてきますので早まきは避けましょう。※大きく育つと冬を越すことができず、枯れてしまいます。★種まき/植付け時期を逃さないことが大事。
  • 多日照、冷涼で乾燥な気候を好む。過湿に弱く、土壌水分の多いところでは、根腐れを起こし生育が悪くなりますので水はけに注意が必要です。(冬場はほとんど水を与えなくても育ちます。

失敗しやすいポイント

  • 早撒きすると、茎が凍害の影響を受けてしまうので、地域ごとの適した種まき時期に撒きましょう。
  • 酸性土壌に弱いので、植付け前に石灰(苦土石灰)をまくとよい。

土壌

酸性土壌に弱いので、必ず苦土石灰を施して土壌酸度を中和してから種まきをおこないましょう。

連鎖障害

連作を大変嫌いますので、少なくとも3~4年以上は栽培していない場所を選びましょう。連作地では発芽が悪く、その後の生育も不良になるこももある。

※私はできる限り土をかき混ぜるのとバナナ皮などの家から出る食材の廃棄材料を細かくして土に混ぜています。臭くなる時もあるので注意してください。その場合は上から土をかぶせることで抑えることができます。土質をできる限り良くすることである程度はカバー出来ると考えております。これはあくまで独自の考えですので参考程度に考えてください。

栽培カレンダー

土づくり・畝つくり

酸性土壌に弱いので、苦土石灰を施して土壌酸度を中和にする。

1㎥あたり苦土石150~200cc(3~4握り)撒き、よく耕し(かき混ぜ)、2週間放置して土壌酸度を中和する。

畝をつくる。

栽培手順

種まき

発芽率75% 発芽時に害虫の妨害を受けやすいのでポットで確実に10~15cmまで育てることをお勧めします。

3号ポットを用意

発芽率が80%以下のため。10個植えると2.3個は発芽がしないので、10~15cmまで伸びるまでポットで育てることをお勧めします。※ポットの価格ホームセンターで25個120円ぐらいで販売されている。

➁タネを3粒ほど重ならない様に置きます。

➂タネを指で第1関節まで押し込む。深く押し込むと発芽しない場合があるので注意する。

➃土を被せる。

➄指で軽く押さえてタネと土を密着させる。

➅水をたっぷり掛ける。

根がポット全体に回ったら植え付ける

高さ10cm~15cmほどになると、ポットいっぱいに根がはっている。

植え付け

苗と苗との間隔30cmほど開ける。

高さ10~15cmまで育ったら植え付ける。

2本立てにして植え付ける。(1本間引きして2本にします。残す苗を引き抜かない様にハサミで根元から切ります。

  1. 植え付け時の注意は深く植えつけない。
  2. 苗の周辺に堆肥を撒くと生長がよくなる。
  3. ※お家で簡単、堆肥のつくり方をこちらに記載しておりますので参考にどうぞ。
  4. 支柱を立てる。(仮支柱でもOK)生長すると160~170cmぐらい高くなるので、180cm以上の支柱を最終的には準備してください。
  5. 苗を安定させるため、8字むすびで支柱に結び付ける。(写真の通りゆるく結びつける)

支柱を立てネットを張る※早い段階でネットを張ると超簡単に育てられます。

上記のネットは100円均一で販売されているネットです。片側 180cm 網目 角目10cmのを選ぶとほとんど手を掛けずに育つのでお勧めです。

※冬場はほとんど水をやらなくても大丈夫ですし、ツルが勝手に伸びるのでほんとに楽に栽培ができます。

ネットを使わないと紐で結ばないといけないため、非常に大変です。

白い花が咲きます。

かわいらしい花がたくさん咲きます。

収穫時期

サヤエンドウ

さやが育ち、中の実が外から見て膨らみ始めた頃が収穫時期、遅くなるとサヤが固くなりますので早め収穫しましょう。

※開花後、25日後ぐらいが目安です。

スナックエンドウ

実がふくらんで、サヤが緑色をしている時が収穫時期

実とりエンドウ(グリーンピース)

サヤの表にしわがよってきたら収穫時期

収穫方法

まとめ

水はけが悪いと生育初期に立枯病が出ることがあります。

秋まきは、ほとんど水を与えなくても育ちます。

風通しをよくして、収穫期の後半のうどんこ病の発生を少しでも遅らせることが、収量を上げるポイントです。

私は、無農薬で育てたかったので、害虫はピンセットで取り除き駆除しました。※よく観察して害虫(イモムシ・タバコガ・アオムシ)を駆除しました。

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