八坂の塔(法観寺)聖徳太子創建-伝記 歴史

京都・清水寺近くにある八坂の塔(法観寺)・古都の風景を代表する建造物の一つです。その優美な姿は、多くの観光客を魅了し、京都のシンボルとして親しまれています。

八坂の塔(法観寺)

目次

八坂の塔(法観寺)

八坂の塔は、京都の東山に佇む法観寺の五重塔として知られ、古都の風景を代表する建造物の一つです。その歴史は古く、平安時代には七大寺の一つに数えられるなど、京都の中でも最も古い寺院の一つとされています。

聖徳太子創建の伝説

寺伝によれば、聖徳太子が夢の中で如意輪観音からお告げを賜り、崇峻天皇2年(589)に建立したと伝えられています。しかし、確実な史料に基づく創建年代は不明で、平安時代以前のことは伝説の域を出ません。

平安時代以降の歴史

  • 平安時代: 平安京遷都以前から存在し、八坂氏(やさかのみやつこ)の氏寺であったと考えられています。四天王寺式伽藍配置をもつ大寺として栄えました。
  • 鎌倉時代: 治承3年(1179年)の清水寺と祇園社(八坂神社)の抗争に巻き込まれ焼失。建久2年(1191年)に源頼朝の援助により再建されました。その後も何度か焼失と再建を繰り返しています。
  • 室町時代: 永享8年(1436年)の大火で焼失し、同12年(1440年)に室町幕府6代将軍の足利義教によって再建されたものが、現在の五重塔です。応仁の乱で伽藍の多くが焼失する中、この塔だけが奇跡的に残りました。

現在の八坂の塔

現在の八坂の塔は、室町時代に再建されたもので、白鳳時代の建築様式を受け継いでいます。その素朴で美しい姿は、古都の風情を今に伝えています。塔内には五智如来像が安置されており、2階までは一般に公開されています。

八坂の塔の魅力

  • 歴史の深さ: 聖徳太子創建の伝説をはじめ、長い歴史の中で数々の出来事を経験してきました。
  • 建築様式: 白鳳時代の建築様式を受け継ぎ、古くからの日本の木造建築の美しさを堪能できます。
  • 眺望: 塔からは、京都の街並みや東山を一望できます。
  • 文化的側面: 八坂踊りの舞台になったり、文人墨客に愛されたりと、文化的な側面も持ち合わせています。

営業時間

10:00~16:00

料金

中学生以上 500円

場所情報

〒605-0827 京都市東山区清水八坂上町388

お問合せ先

電話番号 :075-551-2417

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