ナスビ(茄子)をつくろう!収穫期が長くいろいろな料理に使えて便利!
ナスビを作ろう!いろんな料理に使えて非常に便利な野菜です。また、収穫期も長く(3~5ヵ月)朝・夕の水やりだけを欠かさなければ失敗することはない、簡単な野菜です。※トマトと違って水やりが大事です!※種から作りたい方は2月から種植えが始まるので早めに準備しまよう!
ナスビ(茄子)を作ろう!

目次
1.ナスビ(茄子)の特徴
ナスビ、別名ナスは、インド原産の淡色野菜で、世界中で栽培されています。果実は黒紫色が多いですが、色や形は様々で多数の品種があります。
ナスビの主な特徴
- 味わい: クセがなく、どのような料理にも合わせやすいです。
- 食感: 火を通すと、とろけるようななめらかな食感になります。
- 栄養: カリウム、ナスニン(ポリフェノールの一種)などを含んでいます。
- 多様な品種: 果実の形や大きさ、色などが異なる様々な品種があります。
- 調理法: 炒め物、煮物、焼き物、揚げ物、漬物など、様々な調理法で楽しめます。
ナスビの品種例
- 長ナス: 細長い形状で、皮が柔らかく、果肉がみずみずしいのが特徴です。
- 丸ナス: 丸い形状で、果肉がしっかりしており、煮崩れしにくいのが特徴です。
- 水ナス: 皮が薄く、水分が多く、生食にも適しています。
- 白ナス: 珍しい白い果皮を持ち、加熱すると甘みが増します。
- 米ナス: 比較的大型で、果肉が柔らかく、味が濃厚です。
2.ナスビ(茄子)の栄養分
ナスは、約93%が水分で、100gあたり22kcalと低カロリーな野菜です。 主な栄養素としては、以下のものが挙げられます。
- カリウム: ナスのカリウム含有量は野菜の中でもトップクラスで、100gあたり220mg含まれています。カリウムには利尿作用があり、体内の余分なナトリウムを排出する働きがあるため、高血圧予防に効果が期待できます。
- 食物繊維: ナスには、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維がバランス良く含まれています。不溶性食物繊維は便の量を増やして便秘を解消し、水溶性食物繊維は血糖値の上昇を抑える効果があります。
- ナスニン: ナスの皮の紫色色素であるナスニンは、ポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用があります。活性酸素を除去し、動脈硬化やがんなどの生活習慣病予防に役立つと考えられています。
その他にも、ナスには葉酸、ビタミンK、銅、マンガンなどの栄養素が少量ずつ含まれています。
ナスは、栄養価が高い野菜ではありませんが、カリウムや食物繊維、ナスニンなど、健康維持に役立つ成分が含まれています。
ナスに含まれる栄養素を効率的に摂取するには、以下の点に注意すると良いでしょう。
- 皮ごと調理する: ナスニンは皮に多く含まれているため、皮ごと調理することで、より多くの栄養素を摂取できます。
- 油で炒める: ナスニンは油に溶けやすい性質があるため、油で炒めると吸収率がアップします。
- 加熱時間に気を付ける: 加熱時間が長すぎると、栄養素が壊れてしまう可能性があります。短時間で調理できる方法を選ぶようにしましょう。
ナスは、さまざまな料理に使える万能野菜です。ぜひ、色々な方法で調理して、ナスの栄養を効率的に摂取してください。
3.ナスビ(茄子)栽培ポイント
- 乾燥により株が弱るので、水やり朝・夕忘れないで与えてください。株元の乾燥を防ぐため、ワラなどで覆いましょう。(私はバナナの皮で株元を覆いました。)
- 過湿で病気になるので、株の間隔を空ける、畝を高くするなど、風通しをよくする。
※根は乾燥に弱く水を好むが、多湿も苦手 - 日当たりが悪いと成育が悪くなる
- プランターで栽培するのは難しいので地下で栽培をお勧めします。
4.栽培カレンダー


中間: 関東、東海、中部(長野県中~北部を除く)、近畿、福井県、中国
暖 : 四国、九州、沖縄県
寒:北海道、東北、北陸(福井県を除く)、長野県(南部を除く)
発芽地温:25~30℃
日照:日なた
植え方:地植え、鉢植え(プランター)
・種から栽培されるかたは2月からになります。(温かい場所をつくって種植えをしましょう。)
・10月まで栽培ができるの長期間栽培が楽しめます。
※種からの栽培は大変なので今回は苗を買ってきて栽培する方法を記載させて頂きました。
5.土つくり
・日当たりの良い場所を選ぶ。

・植え付け2週間前に、1㎡あたり、苦土石灰を150gを畑にまきかき混ぜる。
※初めて栽培する場合は、植え付け2週間前に花・野菜用の土とたい肥を1㎡あたりたい肥を3Kg、苦土石灰を1㎡あたり、150gをまき、よくかき混ぜる。(たい肥の匂いが気になる方は土を上からかぶせるとよい。)
※ホームセンターで売っている安物でも大丈夫です。

6.畝をつくる

・株間を50cmほどは空けましょう。(ナスビは広がりますので株間を確保しましょう。)
7.植え付け
気温が15℃以上の温かい日に植え付けをしましょう。

ポットから根鉢を崩さないように取り出し、地面よりやや高くなるように植え付けます。


周囲の土を埋め戻し、根元を抑えて落ち着かせます。(安定させる。)


植え付け後は、たっぷりと水を与える。

仮支柱を立てて支えます。


主柱と支柱との結び方は8の字結びで付け指が1本入るぐらい余裕を持たせる。
8.ナスは乾燥に弱いので株元にカバーをかけましょう。


ナスの根は乾燥に弱く水を好みます、多湿も苦手のため、マルチフィルム/ワラなどをかぶせて乾燥を防ぎ、保水をたもちましょう。
※私は代用でバナナの皮をマルチフィルムの代わりに根元に敷いています。※バナナの皮から栄養素も抽出できます。
9.整枝

一番花がついたら、主枝とその下2本だけ枝を残し、その下の枝は全て切り落とす。
※作業後、わき芽を残しておくと栄養が取られ、生育が悪くなるので、早めに取りましょう。
10.追肥
追肥

液体肥料

液体肥料は、水で薄めて水を与える。(希釈)※非常に簡単に与えられて便利です。
葉が広がっている範囲に与える。
ナスは肥料を必要とするので、2週間に1回追肥たい肥/液体肥料を与える。
11.支柱立て

枝の伸びるのに合わせて支柱を立てる
12.収穫

開花後15~20日で収穫できます。実のつけ根をハサミで切ります。

※最初の実は早めに収穫をしましょう。(最初の実を大きく育ててしまうと、株が弱ってしまい、その後の収穫が悪く(少なく)なるので、1~3番目の実は早めに収穫しましょう。

実を軽く持ち、ハサミを使って茎を切ります。