コマツナ(小松菜)をつくろう!ビタミン・ミネラル・鉄分が豊富でおいしい健康野菜です。

コマツナは、暑さ寒さに強く、ほぼ一年中作れる手軽な野菜で家庭菜園にぴったりです。ビタミン・ミネラル・鉄分が豊富でおいしい健康野菜として幅広く栽培されています。半日陰でも栽培可・連作障害が受けにくい

コマツナ(小松菜)をつくろう!ビタミン・ミネラル・鉄分が豊富

目次

  1. コマツナの特徴
  2. コマツナの栄養
  3. コマツナの栽培ポイント
  4. 栽培カレンダー
  5. 土つくり
  6. 畝つくり
  7. 畝つくり
  8. 種まき
  9. 間引き
  10. 2回目間引き・1回目追肥
  11. 収穫
  12. 注意:アオムシ・カブラハバチ幼虫の害虫に注意
  13. まとめ

1.コマツナの特徴

コマツナは、日本で広く栽培されているアブラナ科の葉物野菜です。その特徴は以下の通りです。

栄養豊富
・ビタミンA、ビタミンC、カルシウム、鉄分などの栄養素を豊富に含みます。
特にカルシウムはホウレンソウよりも多く含まれています。

栽培のしやすい
・生育の早さ: 種まきから収穫までの期間が短く、比較的短期間で収穫できます。
幅広い温度適応性: 耐暑性、耐寒性ともに優れており、ほぼ一年を通して栽培可能です。
場所を選ばない: 日当たりの良い場所はもちろん、半日陰でも栽培できます。
連作障害が出にくい: 同じ場所で連続して栽培することができます。
コマツナは成長が早く、家庭菜園でも比較的簡単に栽培できます。

コマツナの調理法
炒め物
 油との相性が良く、サッと炒めるだけで美味しくいただけます。
 豚肉や油揚げなど、さまざまな食材と組み合わせて楽しめます。
 強火で手早く炒めるのがコツです。
・おひたし:
 茹でてから冷水にさらし、水気を絞って調味料で和えます。
 かつお節や海苔をかけると、風味がアップします。
 茹で過ぎに注意しましょう。
・汁物
 
味噌汁やスープの具材としてもおすすめです。
 シャキシャキとした食感が楽しめます。
 火を通しすぎると、色が変色するので、最後に加えましょう。
・その

 ナムルやパスタ、和え物など、さまざまな料理に活用できます。
 冷凍保存も可能です。

2.コマツナの栄養

コマツナは、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富な緑黄色野菜です。特に、カルシウム、ビタミンK、β-カロテン、ビタミンC、鉄分が豊富に含まれています。

主な栄養素と効果:

  • カルシウム: 骨や歯を丈夫にする効果があり、骨粗しょう症の予防にも役立ちます。
  • ビタミンK: カルシウムの吸収を助け、骨の健康維持に役立ちます。また、血液凝固にも関与しています。
  • β-カロテン: 体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康維持、視力維持、免疫力向上に役立ちます。
  • ビタミンC: 抗酸化作用があり、免疫力向上、美肌効果、ストレス軽減などに役立ちます。
  • 鉄分: 貧血予防に役立ち、全身に酸素を運ぶ役割を担っています。
  • 食物繊維: 便秘解消、血糖値の上昇抑制、コレステロール低下などに役立ちます。

その他:

  • コマツナはアクが少なく、生でも加熱しても食べやすい野菜です。
  • 旬の時期は冬で、霜にあたると甘みが増し、栄養価も高くなります。
  • 様々な料理に使える万能野菜で、おひたし、炒め物、汁物、和え物など、幅広いレシピで楽しめます。

コマツナは、健康維持に役立つ栄養素がバランス良く含まれているため、積極的に食事に取り入れることをおすすめします。

3.コマツナの栽培ポイント

暑さ、寒さに強く、ほぼ1年中栽培できる野菜になります。プランター(コンテナ)やや日かげがちな場所でも育てられるとても優秀な野菜になります。

失敗しやすいポイント

  • 発芽率が高いので、種をまきすぎると間引きが大変になる。
  • 間引きをしないと徒長してしまう。
  • 種まき前後に害虫駆除を行わないと、害虫被害をうける。
  • アオムシ・カラブラハバチの幼虫の被害を受けやすい。※見つけたら、すぐに駆除しましょう。また、まわりの苗もすべてチャックしましょう。

4.栽培カレンダー

中間: 関東、東海、中部(長野県中~北部を除く)、近畿、福井県、中国
暖 : 四国、九州、沖縄県
寒:北海道、東北、北陸(福井県を除く)、長野県(南部を除く)

発芽地温:20~30℃
日照:日なた・半日陰
植え方:地植え、鉢植え(プランター)

5.土つくり

・種まき2週間前に1㎡当たり堆肥2~3ℓ、苦土石灰200cc、有機肥料/化成肥料150cc程度を混ぜて耕す。コンテナ栽培は市販培養土を利用する。

  • プランター・コンテナでの栽培時はうっすら白くなるぐらいに苦土石灰を撒いてかき混ぜてから2週間後に種まきをしましょう。

6.畝つくり

  • 畝の高さ:10~15cm
  • 苗間隔:10~15cm
  • 種の間隔1cm間隔で種をまく

7.種まき

  • 深さ1cmぐらいの溝
  • 種が小さいのでつねるようにするとまきやすいです。
  • 種が重ならないようにまく。
    周囲の土を寄せ、タネにかぶせ、種をまいた上を手のひらで軽く押さえて土と種を密着させる。

・ハスロを付けたジョウロでたっぷりと水を与え、発芽まで乾燥させないようにします。

※種まきから1週間で発芽がそろいます。

8.間引き

  • 葉と葉が重なりだしたら、間引きを行う。
  • 他と比べて生育が悪いものからとり除きましょう。
  • 密集している部分ははさみで株元から切る。
  • 葉と葉が重ならないように切る。

9.2回目間引き・1回目追肥

本葉が4~5枚出たら間引き・追肥

本葉が4~5枚出たら株間、5~7cmに間引きする。
他と比べて生育が悪いものからとり除きましょう。

・追肥(有機肥料/化成肥料)をまく。
・まいた肥料を株元にスコップなどでよせる。
・※株が倒れない様に寄せた土で株元を抑えて株を安定させる。

 

10.収穫

  • 草丈が15~20cmに育ったら必要な分を収穫しましょう。
  • 株元にハサミをいれて収穫をしましょう。

11.注意:アオムシ・カブラハバチ幼虫の害虫に注意

  • アオムシ・カブラハバチ幼虫は見つけ次第、ピンセット・割りばしなどで摘んでとりましょう。
  • ※ほっておくと葉を食害し、葉が穴だらけになり、ほかの苗も食べられてしまいます。葉などの後ろを見て摘んでとりましょう。卵が見つかった時は、葉に押し付けてつぶしましょう。
  • 春と秋に発生しやすくなりますので注意してください。

12.まとめ

  • 種まきから30日前後で栽培できます。

  • 種まきから収穫までが短くて、真冬以外は何度でも栽培ができる食物になります。
  • 外注には特にちゅういしましょう。みつけたらすぐに駆除します。※周りの苗もチャック!

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