【日向大神宮】「京の伊勢」と呼ばれる由緒ある神社 京都随一 パワースポット

京都市山科区にある日向大神宮は、伊勢神宮と同じ天照大御神を祀り、「京の伊勢」として親しまれている古社です。※『開運厄除の神 天の岩戸くぐり』は洞窟をくぐると開運厄除となり、御利益があると言われています。ぜひ一度、訪れてみてください。
目次
- 日向大神宮
- 日向大神宮の歴史
- 主なご利益
- 構内図
- 見どころ:内宮・外宮・拝殿
- 見どころ:開運厄除の神 天の岩戸くぐり
- 見どころ;伊勢神宮遥拝所
- 参拝方法
- 授与品
- 営業時間
- 住所
- アクセス方法
- お問合せ
- まとめ
日向大神宮
日向大神宮の歴史は古く、5世紀末に第23代顕宗天皇の時代に、筑紫の日向の高千穂の峰の神蹟を移したのが始まりと伝えられています。その後、天智天皇が神田を寄進し、神域の山を日御山と名付けたことから、現在の名前になったと言われています。
伊勢神宮遥拝所では、伊勢神宮まで直接参拝することが難しい人々や、伊勢神宮の分霊を祀る場所として、伊勢神宮と同じように、神様へのお参りや祈願を行うことができます。
日向大神宮の歴史

- 創建: 5世紀末、第23代顕宗天皇の時代に、筑紫の日向の高千穂の峰の神蹟を移したのが起こりと伝わる。
- 古社: 京都最古の宮の一つで、古くは日向宮、日向神宮、粟田口神明宮、日岡神明宮とも称された。
- 「京の伊勢」: 伊勢神宮と同じく天照大御神を祀り、古くから「京都のお伊勢さん」と呼ばれている。
- 自然豊かな環境: 周囲の山は神体山で、日御山(ひのみやま)、神明山(東山三十六峯の一山)と呼ばれ、桜、つつじなど四季を通じて楽しめます。特に秋の紅葉は隠れた名所として人気があります。
- 天の岩戸: 境内には人が一人通り抜けられるぐらいの穴を持つ岩「天の岩戸」があり、罪や穢れが清められるといわれています。
主なご利益
- 開運・厄除け: 古くから人々の暮らしを見守り、災いを払い、福を招く神様として信仰されてきました。
- 縁結び: 良縁に恵まれたい、夫婦の仲を深めたいといった願いを持つ人々から人気があります。
- 病気平癒: 古くから疫病を鎮めたという伝承があり、病気平癒のご利益があるとされています。
- 旅行安全: かつては東海道を往来する旅人の道中の安全祈願の場として賑わっており、現在も旅行の安全を祈願する人が多く訪れます。
- 心身清浄: 天の岩戸をくぐり抜けると、心身の一切の罪穢れが払い清められ、福運を招くといわれています。
構内図


内宮・外宮・拝殿

内宮・外宮: 伊勢神宮と同じように内宮と外宮が奉斎されている。


内宮(上ノ本宮):天照大御神を祀り、伊勢神宮の内宮を模して造られています。


外宮(下ノ本宮):豊受大神を祀り、伊勢神宮の外宮を模して造られています。


拝殿
開運厄除の神 天の岩戸くぐり

長さ約7メートルのL字型の岩穴で、神様が宿る神聖な場所とされています。日向大神宮の天岩戸は、実際に通り抜けられるようになっており、心身の穢れを清め、開運厄除の御利益があると言われています。



日本神話における天岩戸
天岩戸は、日本の神話に登場する洞窟です。天照大御神(アマテラスオオミカミ)が、弟の素戔嗚尊(スサノオノミコト)の乱暴に怒り、この岩戸に隠れてしまい、世の中が闇に包まれたという物語が有名です。
この神話の中で、天照大御神を岩戸から出すために、さまざまな神々が工夫を凝らした様子は、日本の神話の最も重要なエピソードの一つとして知られています。
日向大社宮の天岩戸
日向大社宮には、この神話に登場する天岩戸を模した場所があります。実際には、岩窟を模したもので、実際に天照大御神が隠れた場所ではありませんが、神話を体験できるスポットとして多くの人々が訪れます。
日向大社宮の天岩戸は、長さ約7メートルのL字型の岩穴で、奥の曲がり角には戸隠神社の祠が置かれています。この天岩戸を通り抜けると、罪や穢れが清められると言われています。
伊勢神宮遥拝所

伊勢神宮遥拝所は、伊勢神宮へ直接行くことが難しい人々や、より身近に伊勢神宮の神様へご挨拶したいという願いを込めて作られた場所です。伊勢神宮と同じ方向を向き、同じようにお参りする場所として、全国各地に設けられています。
遥拝とは、遠く離れた場所から神様を拝むことを意味します。伊勢神宮遥拝所では、伊勢神宮と同じように二拝二拍手一拝の作法で、神様へ心を込めてお参りすることができます。
遥拝所が作られた背景
伊勢神宮は、日本人の心のよりどころとして、古くから人々に崇敬されてきました。しかし、伊勢神宮へ直接行くには時間や費用がかかるため、全国各地に伊勢神宮遥拝所が作られるようになりました。これにより、多くの人々がより身近に伊勢神宮の神様を感じ、ご加護をいただくことができるようになりました。


参拝方法
日向大社宮は、京都の「お伊勢さん」と呼ばれるほど伊勢神宮を模して作られた美しい神社です。参拝の際には、以下の手順を参考に、心静かに神様にご挨拶しましょう。
1. 手水舎で清める
まず、手水舎で清めます。
- 柄杓を持ち、右手で柄杓を持ち、左手を清めます。
- 次に左手で柄杓を持ち替え、右手首から先を清めます。
- 柄杓を持ち替え、残った水で柄杓を清めます。
- 柄杓を立てて、口に水を運び、清めます。
2. 鳥居をくぐる

手水舎を済ませたら、鳥居をくぐります。鳥居をくぐる際は、一礼するのが一般的です。
3. 拝殿へ


鳥居をくぐると、正面に拝殿が見えてきます。
- 拝殿の前で立ち、軽く一礼します。
- 二拝二拍手一拝の作法で参拝します。(深く二拝、柏手を2回、深く一拝)
- 自分の願い事を心の中で静かに伝えます。
4. その他の境内社
日向大社宮には、拝殿以外にも多くの境内社があります。時間があれば、それぞれの境内社も参拝してみましょう。
授与品


営業時間
境内拝観自由、社務所は10:00~16:00
住所
〒607-8491 京都市山科区日ノ岡一切経谷町29
アクセス方法
地下鉄
京都市営地下鉄東西線 「蹴上(けあげ)」駅下車 徒歩約15分
車
無料駐車場あり


お問合せ
電話 075-761-6639
まとめ
日向大神宮は、歴史と自然が調和した静寂な空間で、心身のリフレッシュに最適です。京都観光の際には、ぜひ訪れてみてください。
※車で行かれる場合は、道が細いので注意してください。